機械じかけのピアノのための未完成の戯曲

1977年

ソ連

原題:
НЕОКОНЧЕННАЯ ПЪЕСА ДЛЯ МЕХАНИЧЕСКОГО ПИАНИНО
ジャンル:
ドラマ 文芸/ソ連
監督:
ニキータ・ミハルコフ
原作:
アントン・チェーホフ
脚本:
ニキータ・ミハルコフ/アレクサンドル・アダバシャン
撮影:
パーベル・レベシェフ
音楽:
エドゥアルド・アルテミエフ
キャスト:
アントニーナ・シュラーノワ/アレクサンドル・カリャーギン/エレーナ・ソロヴェイ/ユーリー・ボガトィリョフ/エヴゲーニヤ・グルーシェンコ

映像:
カラー
音声:
ロシア語
字幕:
日本語
昼下がりの夏の別荘、再会して心乱れる初恋の仲。文豪チェーホフの舞台を越えた人間喜劇の秀作
ニキータ・ミハルコフ監督の「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」(1977)は、チェーホフの劇を見事に映画化した才気あふれる傑作である。チェーホフが大学生時代に書いた長大な戯曲「プラトーノフ」が原作になっている。
物語は死んだ将軍の美しい後妻アンナの屋敷で展開する。夏の一日、ここに近所の没落貴族らが集まり、狂おしいパーティーを繰り広げる。アンナを愛人とする妻子ある小学校教師プラトーノフはここで昔の恋人ソフィアと再会、愛のもつれはさらに複雑になっていく。俳優出身のミハルコフが医師役で出演しているのもおもしろい。
チェーホフ喜劇の笑い、リズム感、居心地の悪い沈黙をこれほど鮮やかに、軽妙に映画化した作品はない。この映画の成功で、戯曲「プラトーノフ」の人気は世界的に高まり、日本でもよく上演される演目になった。大いなるミハルコフ効果である。
<作品情報>
1977年サン・セバスチャン国際映画祭金の貝殻賞
パッケージ定価(税込):3675円